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映画【8 1/2】あらすじ解説 最も心に残るシーン!サラギーナのルンバ

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イタリア映画の巨匠フェデリコ・フェリーニ監督の代表作です。
仕事に行き詰った主人公「映画監督のグイド」が様々なストレスで追い詰められた末、夢の世界に逃避してしまうお話です。難解な雰囲気もあるため、好き・嫌いが分かれる監督ですが、心に残る名シーンがある作品をたくさん生み出した名匠です。

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【8 1/2】あらすじ解説 *ネタバレありです

渋滞した車の中、我慢できなくなって飛び出すと身体は空に浮かんだ。
飛んでいく途中、海辺で寝ていた男から足に結ばれたロープを引っ張られ、落下。
そこで目が覚めます…。

映画監督のグイドは仕事に行き詰まり、悪夢にうなされているような状態。
医者からは疲労がたまっていると診断され、湯治を勧められます。
湯治に来たものの、愛人やスタッフ、マスコミなどに邪魔され仕事のストレスから解放されず、逃げ回るばかり。

妻との関係は冷え切っていたものの、離婚に踏み切る事もできない。
グイドの回りの人々は、様々な厄介ごとを持ち込み頼ってくる。
追い詰められグイドは夢か現実かわからない世界へ。

しだいに妄想世界に引きずられ、過去の思い出の中をさまよい始めます。
海辺の小屋に住む大女とのダンス
海岸で神父に追いかけられ、教会で罰を受けた時の事…

湯治から日常生活に戻ってからも、再び人が押し寄せて来ます。
妄想の世界に登場した女たちが再び登場し、グイドを様々に罵倒し始めます。
浜辺に用意された撮影現場でもうまくいかず、映画はとうとう中止、セットも取り壊されることに…。

自分の人生を受け入れ、再び撮影現場に戻ると、目の前にはサーカスの楽隊。
さらに今まで自分が関わった全ての人々が現れ、楽しいカーニバルが始まります。

そしてグイドはメガホンを取り、指揮を取り始めました…。

最も心に残るシーン「サラギーナのルンバ」

出典:映画【8 1/2】

映画自体の魅力もさることながら、この映画の一番の魅力は「サラギーナのルンバ」です。

グイドの過去の思い出の世界…

少年たち数人が海辺の小屋に住む大女サラギーナを呼び出します。
そしてお金を渡して、ダンスを踊ってもらうシーンです。

一場面だけ切り取って見ると「ホラー映画か?」と思ってしまうような、グロテスクな大女の奇妙なルンバ。

…なのですが、どこかもの悲しい雰囲気が根底にある忘れられない場面です。

数えきれないほどの名画がある中で、心に残るシーンは?と言われたら、すぐに思い浮かべてしまうのが、この3分間のダンスシーンです。

La Saraghina

難解だと言われる映画も好きです。

本当に難解だったら「難しくてわからなかった」で、終わりでいいと思っています^^。

何か難しそうと思って興味があっても見ないままにしてしまうと、こんなシーンに会えずに終わってしまう事もあるので、あまりにもったいないと思うのです。

【8 1/2】をミュージカル化・映画化した【NINE】のサラギーナ

出典:映画【NINE】

【8 1/2】の熱狂的なファンからは意見が分かれるところだと思いますが…

これでもかというほど豪華な女優陣が、かなり本格的な歌やダンスを披露する見ごたえのある映画です。

ケイト・ハドソン、歌うまい!
ニコール・キッドマン、とにかくキレイ。
そしてペネロペ・クルスのセクシー系ダンスもかなり魅力的です。

が、この5分弱のシーンだけでもこの映画を見る価値あった!と思えるくらい圧巻だったのがファーギーが演じるサラギーナのダンスでした。

Fergie-Be Italian

カッコいい…の一言。

ただ見ているだけでも爽快な気分になるのに、実際こんな風に歌って踊れる本人はどんな気分なんだろうと、羨ましくなるような迫力のダンスです。

全くの別物なので、比べる対象ではないのですが…

あの奇妙でもの悲しいルンバの方に、何故か惹かれてしまいます^^。

 

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